専門職

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長谷川淳子

2003年入社

Career Message-03

私は今、栄養士として理想的な環境で仕事をしています。なぜならそれは、全員の顔が見える、個々の特性に寄り添うことができる、自ら考え実践することで課題解決への成果が見える、そんな手応えを日々実感できるからです。

また、お気に入りの献立を独自の表現で伝えてくれること、カメラを向けた時にしてくれる決めポーズの美味しい笑顔、・・・等々、思わず胸キュンする感動のエピソードが日々積み重なっていくことも、私にとっては、かけがえのない喜びです。

ここ悠トピアでの20年という歳月を振り返ると、利用者様一人ひとりとの交流エピソードの数々が脳裏に浮かび、胸いっぱいの感情で満たされます。もちろんこれからも感動のエピソードは積み重なり、きっと私にとっての人生の栄養になっていくはず。そういう意味で、悠トピアに、そして利用者様に対して、大いなる感謝しかありません。だからこそ可能な限り長く、ここで栄養士としてのキャリアを重ねながら、恩返しをしていきたい!というのが私の今の気持ちです。

何より利用者様の笑顔に対して、私も笑顔で応える、その瞬間こそが最高に幸せな気分で満たされるときです。

Q.入社理由は何ですか?

私の栄養士としてのスタートは、弘済学園です。悠トピアの多くの利用者様が児童期に在籍していた障がい者施設で働いていました。この時期は、数百人規模の給食を提供していたこともあり、届ける相手の顔も見えない、食事への感想も聞けないという状況でした。私としては、利用者様が食事をする様子はもちろん、個々の栄養状態を把握し、それに基づく食事コントロールもしたい!という想いがありました。そんな想いが叶う場所、それが「悠トピア」であり、その設立のタイミングで、縁あって入社。以来、ずっと全員の顔が見える、そして個々の特性にも寄り添うことができる「栄養士としての理想の環境」で働くことができています。

Q.現在の仕事は?

栄養士として委託給食会社と連携し、提供される食事の確認を行なっています。また、利用者様の栄養状態や食事状況の確認、栄養価・摂取エネルギー・体重・体格指数などのデータ収集も常時行っています。さらには一人ひとりへのきめ細かい食事コントロール対応も行なっており、支援スタッフや看護師とも絶えず情報共有しながら、食事を通じてそれぞれの体調管理や健康維持に気を配っています。

Q.仕事のやりがいは?

私自身が多くの利用者様と同年代であり、年齢を重ね老いていく中で、長く一緒にいたからこそわかること、例えば「嚥下などの危険をキャッチし、対策を検討する」「蓄積データから健康維持の最適解を見つける」「課題があれば、個別に解決を図る」・・・等々を自ら考え、実践、そして成果があがったときにやりがいを感じます。そして何より利用者様の笑顔に対して、私も笑顔で応える、その瞬間こそが最高に幸せな気分で満たされるときです。

支援ノウハウについても積極的に学び、その知見を活かして、私の専門である栄養管理ノウハウを磨き、深めていきたいと思います。

Q.働く場としての魅力は何ですか?

支援職員と同様に、利用者様に寄り添い、向き合うことで、栄養士としての知見や経験を一人ひとりへの手厚い健康管理に活かせることがいちばんの魅力です。また、ご家族との密なコミュニケーションを通じて、それぞれの想いに応えられることも、仕事の手応えになっています。そして緑に囲まれた、野生動物にも出会える自然豊かな環境で、四季折々の風情を感じながら仕事ができることも、他にない魅力だと思います。

Q.仕事ポリシーやスタイルは?

『ホウレンソウ!』と『何事も笑顔で前向きに!』が、私のモットーです。栄養士である私一人では、何もできません。支援スタッフ、看護師、総務スタッフ、委託給食会社、そしてご家族との連携があってこそ理想的な施設運営が成り立つと思うので、特にコミュニケーションと笑顔を、そしてポジティブな思考と行動を日々心がけています。栄養士としては、食事面に加えて、運動面やライフスタイル面も含めて、一人ひとりの人生が、より健やかで、よりハッピーになるようなフォローや導きをしたいと考えています。

Q.今後の目標は?

加齢に伴い咀嚼嚥下力が落ちてくる利用者様でも、食事を楽しみ続けることができるよう、食事の形態を調整するだけでなく、個々の機能の変化を見極めながら、安心して食事が進められるようにしていきたい。また、生活習慣病をはじめ、さまざまな疾病が発症していくことにも備えて、それらに対応する食事についても提供できるよう、研究・開発・実践していきたい。さらには支援ノウハウについても積極的に学び、その知見を活かして、私の専門である栄養管理ノウハウを磨き、深めていきたいと思います。

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